デスクワークの仕事で、やや前かがみで一日中パソコン業務をしているとのこと

夏から仕事が忙しく、疲れも溜まっていた様子。

体を診てみますと、疲れが溜まっているのか、体全体が緊張して体の中心部に、針金が

あるかのように、ピンッと張っています。

そのような方のほとんどは、お腹が硬く張っています。

お腹の張りを弛めると、体全身も弛み、もちろん腰の深部の筋肉まで弛んで、一度の治療

でかなり楽になったご様子。

それから10日後、またご連絡があり、今度は、「掃除機をかけていたら腰が痛くなり

また伸びなくなりました。」とご連絡がありました。

前回より、痛む場所が少し下がり、今度は腰から臀部の上部あたりが痛い、とのこと

です。

体全身は前回のような緊張度はありませんでした。

腰のあたりがよく張った感じです。

今回の腰痛は少し捻ったのか、特に仙陽関節が硬く張っていました。

いつものように腹部を弛め、そして骨盤の調整をしました。

骨盤の調整後、仙骨・腰椎・腸骨の部分をしっかりと弛め、最後に背骨を

整えていきます。

治療後は、患部がだいぶ弛んでいい感じになったな、と私自身思ったのですが、

患者さまに立ってもらい、痛みの確認を聞くと

「腰は伸びるようになったけど、まだ痛みは少しあります。」とのことでした。

帰りの際に、「様子を見ていただき、痛みがあるようでしたら、後日ご連絡ください。」

とお伝えし、心の中で「患者さまの腰が良くなりますように・・・」と祈りました。

それから数日後、気になったのでこれからご連絡いただきました。

患者さま曰く、「だいぶよくなったんですよ！痛みもなくなりました！また、調子が

悪くなった際はよろしくお願いします。」と言われ、ホッと胸を撫でおろしました。

今回の患者さまは、痛みを感じてから比較的はやめに治療したので、数回でよくなられ

ましたが２回目に腰の調子が悪くなったのは、１回目の治療で、痛みは治まったものの

、深部筋までのコリは取りきれていなかったということだと思います。

ほとんどの患者さまは、一度の整体で痛み、疲れは取れるものと思われる方が多いですが

疲れが溜まったり、痛くなってから時間が経つと、やはり治まるまでにも時間はかかり

治療の回数も増えていきます。