ここ最近1年に1，2度ギックリ腰をする。
大抵2，3日で痛みが落ち着くのだが、今回は1週間経ってもなかなか良くならず来院した。
もともと、10数年前から慢性腰痛はあり、常に右腰が痛い状態。
10年前に右の卵巣を切除してから、少し腰は楽になったが、しばらくするとまた腰の痛みが出始めた。
今回のギックリ腰はなかなか治らないので、どうしたものかと思っている。

まず、彼女の骨盤の真ん中にある ”仙骨“ を診ました。
あきらかに歪みと以前骨折でもしたかのようなやや変形性を感じました。

聞いてみますと、「すっかり忘れていましたが、20数年前にスキー場で転倒し、お尻の真ん中あたりを打って骨折した記憶があります。」

私は「やはり！」と納得しました。　　　彼女の仙骨は凹凸をなし、骨盤の呼吸ができないぐらい硬く凝り固まり、窮屈になっていたからです。
これではかなり辛いだろうな、と察しました。

3回目の施術時の際、
「前回の2回目の施術を受けた次の日には、地に足がしっかり着くようになり、かなり良くなりました。
ギックリ腰の腰の痛みが慢性腰痛の痛みに変わりました。」　　


骨盤の歪みが大分落ち着いており、仙骨の呼吸も私の手の中で感じていました。
しかし、あまりにも早くに腰が落ち着くとは、と内心ややびっくりです。
彼女の骨盤が窮屈で、どうにかしてほしい、と身体が訴えていたのかもしれません。

現在は、腰の痛みが落ち着き、肩コリの施術をしています。
患者さん曰く、「あれだけ日々気になっていた腰痛が今は日常生活において気にならなくなりました。　　悩みが一つ減りました！」
と言ってくださいました。

確かに、彼女の骨盤は当初に比べて歪みや凝り固まりもなく落ち着き、しっかりと呼吸しているかんじです。
なにしろ、悩みが一つ減った、と言われ、大変にありがたいお言葉をいただきました。