仕事柄、腕を良く使う古都が多く、腕と背中が痛いとのこと。

今回の治療は３回目です。

この方の姿勢はあまり良くなく、左右の肩甲骨が背骨から離れ両肩が前に巻いたような肩、いわゆる巻き肩になっています。

またこの巻き肩によって、両腕も内側に巻くような状態になっており、腕の筋も硬くなっています。

このような方は結構おられますが、この方はかなりひどく、胸部の硬結で肩の関節が前に引っ張られ、また背部の強い硬結によって肩甲骨の動きが悪くなり、腕が上まで上がらない状態になっています。

このような方にはまず、硬結した胸筋を筋肉に沿ってしっかりほぐしていきます。

胸の筋肉をほぐされるのは、結構気持ちがいいかもしれません。

胸の筋肉がほぐされているのと同時に腕の筋肉、また背中の硬結した筋肉も自然とゆるんできます。

私は、背中の痛みがある方には、しっかり胸の筋肉をゆるめるようにしています。

背中の筋肉をほぐすのはなかなか大変なので、反対側の胸の筋肉をほぐした方が、意外と背中の筋肉は緩みやすいのです。

ある程度肩周りがほぐれてきたので、凝り固まった肩関節もゆるめて調整し、腕が上がりやすい状態にしてきました。

治療後、上半身が軽くなり、腕が以前より少し上がりやすくなったので、「肩や腕がすごく軽くなって、腕があがりやすいです。」

腕が上までいくまでには、少し時間がかかりますがこの治療を続けていけば、良い結果につながると思います。

ご説明した簡単な肩の体操を日々続けて頂けたら相乗効果で良くなると思います。