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外反母趾から腰痛に
岡山市南区中央卸市場にあるヴィラ整骨院です。
今回は外反母趾からくる腰痛のお客様についてご紹介します。
同じような症状でお悩みの方々のご参考になれば幸いです。
問診・検査
40代の女性
常連の患者さま40代の女性
今朝、ギックリ腰になり、腰が伸びにくい、と飛んで来られました。
息子さまが大学卒業で帰省され、4月からの就職に向けて引っ越しなどの準備で忙しい
日々が続いているようです。さぞお疲れが出たのでしょうね。
それに加え、昨年11月、12月ごろから右足の外反母趾に悩まされているとのこと。
痛みがひどい時は歩くのも困難で、ときおり安静時でも”ズッキーン”と刺すような痛みが
あるとのこと。
主な症状
● 今朝からギックリ腰になり腰が伸びにくい
●昨年11,12月ごろから右足の外反母趾に悩まされている
●痛みがひどい時は歩くのも困難で安静時でも刺すような痛みがある
施術レポート1
まず腰の治療ですが、腰が伸びないということで、腹部を診ると、腰がのびにくい
ぐらい硬く張っています。
腹部のインナーマッスルや大腿部の内転筋をしっかりとほぐしていくと大まかな張りは
引いてきました。臀部の仙腸関節の張り、腰仙関節、外旋筋群も丁寧にほぐしていきます。
浅い筋肉の張りは引き、次第に腰の筋肉も少しずつゆるんでいきました。
深部の筋肉の張りは残っていますが、今回はこのぐらいの治療でよいと思います。
次に外反母趾ですが、痛む場所は第1中足基節関節の外側と内側に痛みがあるようです。
確かに第1中足基節関節が硬くなっており、つらいのがわかります。
歩くときに痛むのは、第1中足基節関節を包む膜(関節包)が硬くなり、歩く時の靴から
の圧を吸収できない状態になっているのではないかと思われます。
また、第2中足骨から第5中足骨の間も硬くなっているために、動きが制限され、足の指が
それぞれ独立した動きが難しく、歩行時に蹴り上げる時、拇趾に負担がかかっている状態
ではないかと思われます。
今回の治療では、第1中足基節関節の関節包をゆるめ、また第1中足骨周辺の硬くなった筋肉
をほぐし、さらに超音波治療器を使って患部を弛めていきました。
第1中足基節関節の動きが以前よりもよくなり、周辺の筋肉も少し弾力性が出て、可動域が
広がりました。
患者さまには、ご自宅でも足の指と指の間が硬くならないように時々ほぐすことと、
指を良く動かして広げるようにと、お伝えしました。
施術レポート2
2日後再来院
患者さま・・・「腰の調子は痕もう少し という感じです。外反母趾は全然違う!
かなり楽ですよ。」
その言葉にホッとし、腰の治療にとりかかりました。
腰も前回よりは大分良い感じですが、深部のコリがまた残っているようなので、仕上げの
治療をして2回目の施術を終えました。
現状について
外反母趾の痛みで腰に負担がかかり、日々の疲れの蓄積でギックリ腰になったのも
否定できません。
外反母趾の痛みも足が疲れたりすると、再発の可能性が大なので、定期的に治療を
していただくことが望ましいですね。
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