2週間ほど前に仕事で、お米30㎏2つ目を持った際に、右腰が痛くなった。
しばらく軽めの荷物を運んでいたが、次第に右臀部、太腿、ふくらはぎに張り感が出てきた。
数日経ったある夜、痛くて眠れなく、次の日痛み止めを何度も飲んだ。
何とか強い足の張り感は治まったものの、長く歩くと右足が張ってくる。
次第に足の裏まで違和感があり、膝から下が何だか冷たく感じる。

今までにも右の腰が痛くなることはあるが、2，3日で治まっていた。
今回のような症状は初めてなので不安である。

彼女の身体を拝見いたしますと、骨盤・腰椎がパンパンに張っており、
特に右側の骨盤の仙腸関節という部分が硬く、また臀部の硬い張りも診られました。
右足の張り感とともに、ひんやりと足の冷たさも伝わってきます。
また、足の裏の真ん中あたりを少し押すと「痛い！」との反応あり。

私・・・「今回の症状は、右の骨盤の仙腸関節という部分が元々硬く、それが治りきっていない状態で長い間過ごされてきました。
　　　　　腰への疲労が知らず知らずのうちに溜まり、仙腸関節の硬さの閾値がいっぱいになってくると、今回のような神経痛の症状がきま
　　　　　す。」

患者さん・・・「そうよな～。　だましだましで今まできたもんな～。」とご納得のご様子。

いつものように、骨盤の仙腸関節と腰椎をしっかりとゆるめることから治療を開始しました。
思ったより、初回にしては良い感じに調整できました。
次に臀部の強い張りをしっかりとゆるめ、股関節周り、膝周り、ふくらはぎ、足首周りと少しずつ治療していきました。
ふくらはぎの外側の張りがゆるみ、また、足の冷たさも足首の外くるぶし以外は弱まっていました。
足の裏の痛みも確認すると、「痛くない。」とのこと。

施術後、患者さんから、「何か楽な感じがします。」とのお言葉。

この初回の施術後、全体的には楽になられたと思います。
症状がではじめて、比較的に早くに治療をされたので、回復も早いと思います。

しかし、また同じような体勢が続くと再発しやすい状態でもあるので、あまり日を空けずに次回の予約を取っていただきました。

2回目の施術前のカウンセリングでは、
「足のつっぱり感や、冷えた感覚はなくなりました。　お尻も痛くありません。」と嬉しいお言葉。


坐骨神経痛やギックリ腰など、「急に痛くなった。急に、こんな症状が出た。」などとよく言われますが、普段の身体の使い方や姿勢などからくることが多く、痛みは感じませんが、身体は日ごとにキャパがいっぱいいっぱいになると、症状が現れると思われたほうが無難だと思います。