今夏、コロナにかかり、一ヶ月経っても強い肩こりと頭痛に悩まされている。
元々肩こり、頭痛はあるが、コロナ後、頭痛の痛み止めを飲む回数が増えた。
何とかしてほしい、と来院。

頭痛は6,7年前からあり、病院で検査をしても異状はなかった。
ドクターに相談するも、ジムに行って運動をするように言われ、やってみたが改善しない。

彼女の身体を拝見いたしますと、全身の遊びがないほどの硬い張りで、体液の流れが悪い状態でした。
肩周りの肩甲骨もガチガチに硬く、腕が上がりつらい状態です。
初回の治療は、いつものように骨盤・背骨・肩甲骨をしっかりとゆるめて、肩回りの筋肉をゆるめていきました。
初回治療後は、「頭がスッキリする～！」と喜んで帰られました。

約一週間後の2回目の施術前のカウンセリングでは、「肩こり、頭痛はしばらく調子が良かったのですが、週末になるにつれ、だんだんと
辛くなってきました。」とのことでした。

今回は、前回の治療に加え頭の施術も取り入れました。
彼女の頭部の縫合は硬く締まっており、特に左後頭部ラムダ縫合という硬い部分が見つかりました。
「頭痛の際、そのあたりが痛くなります。」
今回の施術後もさらに頭がスッキリされて帰りました。


２週間後、3回目の施術前のカウンセリングでは、「前回、頭の施術をしてもらった次の日に強い頭痛がありましたが、その次の日には抜けてスッキリし、それから頭痛は軽減しています。この2週間痛み止めを飲んでいません。　また、肩コリも以前より楽です。」
頭部の縫合が前回よりもゆるんでおり、また首との境目の硬さもなく、楽になられているのがわかりました。

初めて来られた際、彼女の身体の頭から骨盤までガチガチに硬く張りっていました。
おそらく、頭蓋骨と背骨を循環している体液の一つである脳脊髄液の流れが悪くなっていた、と思われます。
脳脊髄液は、頭蓋骨と背骨の中にあり、脳と脊髄を守る液体ですが、血液とも繋がっています。
この流れが悪くなると、頭痛、身体の倦怠感、めまいなどが起こります。