丁寧に優しくほぐすノンストレス整体 ヴィラ整骨院 -villa bonesetter's clinic-

tel:086-263-6500 営業時間はコチラ
メールによる不調相談窓口

鼠径部の痛みと、仙腸関節炎

岡山市南区中央卸売ふくふく通りにあるヴィラ整体整骨院です。

今回は、鼠径部の痛みと仙腸関節炎の整体施術の患者さんです。

同じような症状でお悩みの方々のご参考になれば幸いです。

問診・検査

50代前半女性 事務仕事
先週ぐらいから、歩行時、右の鼠径部あたりが痛くなる。
この10年の間に痛くなったことは何回かある。
最後に症状が出たのは昨年の春ごろで、他院にて2回ほど治療をしてもらい、良くなった。
今年の5月ごろまで、ダイエットトレーニングをしていた。 6月からケアとして自宅でスクワットを始めたのが原因ではないか、と思う。
また今朝から、座って仕事ができないぐらい左の腰から臀部にかけて痛い
過去に椎間板ヘルニアを患ったことがある。
ここ数年は、半年に一回の頻度でギックリ腰になる。(痛むのは、左腰)

主な症状
● 歩行時の右股関節の痛み
● 左腰の痛み

施術レポート1

彼女の身体を拝見いたしますと、右の股関節の患部は少し腫れたコリコリ感がありました。
おそらく、大腰筋の腱だと思います。
左の腰は仙腸関節の部分が凝り固まってほぼ動かない状態。この硬さは、かなり年季の入った硬さです。
おそらくここ最近、半年に一回の頻度でギックリ腰になっている、ということは、この仙腸関節の硬さが原因ではないかと思います。
深部にズッシリと重く硬いので、かなりお辛いのが分かります。
もしかしたら、この左の腰の痛さは、右の股関節の痛みを庇って左腰に無理がきたか、もしくはスクワットの際、まっすぐ下に下がらず、若干左の腰を振った状態でスクワットをしているか、とも思いました。

施術レポート2

いざ施術なのですが、この左の仙腸関節がとにかく硬い。
少しづつ緩んでいきますが、深部の硬い部分になかなか触れてこない・・・
しかし、次第に関節の表面がやんわりとゆるんできて、骨盤の歪みが少しづつ落ち着いてきました。
再度、立ち上がって腰の痛みを確認。「立ち上がった時、腰の痛みがない!」とのこと。

次に、右の股関節の施術。
骨盤の調整をしたせいか、少しコリコリ感が引いていました。
硬い大腰筋の腱をゆるめていきました。

現状について

2回目の施術。 
「左の腰は、ビキビキっとすることはありますが、姿勢を正すと治まります。痛みの度合いが1か2ぐらいにかなり治まりました。
前回の施術から、座って仕事が出来るようになりました。
右の股関節は、歩いているとき痛くなりそうな感じがあったけど、痛みはなかったです。」


今回も、やや時間がかかりましたが、丁寧に骨盤の調整をしました。
骨盤の調整をしていくと、右の臀部の張りが気になってきました。
うつ伏せになってもらい、臀部の筋肉の硬さをリリースで取っていきました。
良い感じに臀部の筋肉がゆるんでくれたおかげで、右の股関節の良く張っていた大腰筋の腱がゆるんでいました。

早めに来られた甲斐あってか、全体的には左腰、右の股関節の硬さや張りは、かなり落ち着いたのではないかと思います。