以前から背中の痛む時にだけ来られる30代前半の男性の患者さまがおられます。

背中を診て、どう見ても身体全体が疲れているなと思ったので、整体治療をされたらどうかと以前からご提案させて頂きました。というのも、
一見背中は硬く張っているように見えないのですが背中全体がむくんでおり、背骨がさわりにくい状態。
寝不足のような背中、　睡眠時間を聞いてみるとやはり3時間程度　とのこと。

患者さまが数か月ぶりに来られ「朝起きてから右の肩甲骨の下あたりがとても痛くて、動くのもしんどいです。呼吸するときも
胸が痛いです。」とのこと。

大胸筋が硬く張って肝臓や横隔膜の動きが悪く、それによって呼吸時には、胸の筋肉まで痛みがきています。

これだけみてもかなり疲れているのがわかります。また胸腹部とともに、頭・頸部もロックされたように硬く突っ張った状態です。
どうやら昨年の暮れから疲れが溜まっているとのこと。

長時間拘束された体力仕事しているわりには数時間程度の睡眠。

疲れが溜まるのも無理ありません。

睡眠時間をしっかり取ることが、疲労回復になりますが・・・。

2回目の治療時には、腹部中心に身体全体が緩み、痛みも軽減し、良い方向に向かっているのがわかりました。

痛いところだけを治療をする保険治療とは違い、身体全体を診る整体の治療に患者さま自身も納得していただき、良い治療が出来たのではないかと思います。